去る24日、新潟市エコスタジアムで行われたプロ野球オールスター戦の、オープニングイベントで演奏させていただきました。
Take Me Out To The Ball Game など、30分間の演奏でした。演奏が進むにつれ、「なんだ、なんだ?」という感じで広場にたくさんの人が集まって下さり、とても嬉しかったです。
トラックに作られた特設ステージで演奏するのも初体験で、楽しかったです。
そしてこの日の演奏はもう一つ私達にとって大きな意味がありました。それは、わたしたちの正規ベーシストのホシミが、数日前に腕を骨折してしまい、実家の福島に帰ってしまったのでした。修行中のベーシスト、チヒロとサカモトはまだまだ初心者レベルで楽譜も満足に読めません。この二人に重大な責任がかかってきたのです。それまでおっとりとしていた二人に火がつきました。猛練習の結果、この日の演奏を無事に終えることができました。二人にとって、成長の大きな機会となったのです。
その夜は、地元松浜商店街の夜市で演奏させていただきました。ここ数年だんだん盛大になってきてはいましたが、今年は人出も多く、最も活気のある夜市でした。松浜商店街は、昭和のにおいの残る素敵な商店街です。古くからの魚屋さん、木造の床屋さん、趣のある商店がたくさん並んでいます。そこに、新しい装いの洋菓子店やパン屋さんがあり、地元の人たちも嬉しそうに歩行者天国を歩き回っています。商店街から恒例のカツどんをご馳走していただきました。おいしかったし楽しかった!
わたしたちJazz Hornetsは、沈み行くタイタニック号の乗客のために最後まで演奏し続けたミュージシャン達を目標に、どんな条件でも、どんな時でも、聞いてくださる方達が少しでも幸せになって下さるように、全力を尽くして演奏する!ということをモットーに、これからも頑張って行きます。演奏を聴いて喜んで下さる方がいらっしゃるということが私達にとっての最高のご褒美なのです。
先日、「アルケミスト」という本を読んでいましたら、こんな箇所に出会いました。主人公の少年が太陽と会話をするのですが、その中で太陽がこう言うのです。「わしは地球に生命とぬくもりを与え、地球はわしに生きて行く理由を与えるのだ。」音楽も同じだなと思いました。ミュージシャンはお客様を幸せな気持ちになっていただき、お客様はミュージシャンに生きて行く意味を与えて下さるのですね。
松浜の夜市では、演奏中に電源が落ちるというハプニングがありました。ベースとギターとピアノがいっぺんに消えました。管楽器隊は、「ベーシストが落ちた」と思ったそうです。とっさのアイコンタクトでドラムを中心にコーダへ移行、なんとか曲を終える頃には、電源を点検に走った降り番の子供達の気転により電源を回復。お客様には何が起こったのか分からないまま、曲を終えることができました。うーん、嬉しかった!まさにミュージシャン魂ですね!ちなみに、わたしたち若きミュージシャンは弁当は立って食えと指導しております。
Jazz Hornetsは、炎天下、筋トレとランニング、ロングトーンと毎日頑張っています。またご声援をお願いします!
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