2019年9月9日月曜日

2019年夏 (山野、ステラジャムなど)

 Jump for Joyは、「新潟の国際親善名誉市民Duke Ellingtonをリスペクトする、敬和学園高校、大学、新潟ジュニアジャズオーケストラOB OG 指導者からなるビッグバンド」ですが、今年の夏、嬉しいことが二つありました。
 まず、敬和学園大学Jazz Questが、出場2回目となる山野ビッグバンドジャズコンテストで、 Ellingtonのナンバーを3曲演奏し、20位になり、来年度のシード権を獲得しました。学生数700名の小規模大学にとっては快挙と言っても過言ではありません。この中の多くのメンバーがJump for Joyのメンバーでもあります。
 

 それから、今度は敬和学園高校Jazz Hornetsが、9月に行われた国際ジャズオーケストラフェスティバル(ステラジャム )において、自由曲部門、課題曲部門において優勝し、総合チャンピオンになりました。アルトサックス野間りさ、ボーカル田中ひなたが優秀ソリストに選ばれました。この二人もJump for Joyのメンバーです。(高校からは、パートリーダーたちがJump for Joyで一緒に演奏しながら、勉強しています。)この大会で優勝し、マクドナルドのハンバーガー一年分をいただきました。(笑)


 2月のJazz Questアメリカツアーにおける、サンヨアキン・ジャズフェスティバル優勝から良いことが続きました。

 全てに共通するのが、わたしたちのDuke Ellingtonへの愛と尊敬が深く人々の心に届いた、ということです。Ellingtonが新潟地震の際に示した博愛精神。そして彼のスゥイングする音楽。どちらも、今の時代に必要とされていると感じました。コンテンポラリージャズが全盛の今日、スゥイングジャズがとても新鮮に響くのです。Ellingtonの言葉、「スゥイングしなけりゃ意味がない。」まさに本当のことだと思います。「スゥイングこそジャズの原点なり」ということを改めて感じました。
 そしてEllingtonの愛の精神。これは新潟地震だけに限らず、音楽全てに通底しています。今回高校生が、わたしたちのバンド名でもある"Jump for Joy"を演奏し、審査員の方が涙を流されました。"Jump for Joy"は、奴隷解放の場面を描いたミュージカルです。「奴隷にとって解放は死しかなかった。それなのに、これほど明るい音楽。どんな境遇でも神の愛を信じ、喜ぶ。これがジャズの精神ではないか」というMCの言葉が聴衆の皆さんの心に届きました。いずれ、Youtubeで映像が公開されます。ぜひご覧ください。わたくしも感動し、涙があふれました。

 わたしたちにスゥイングの本質を徹底的に指導して下さったのが、トランペッター外山昭彦さん、サックス奏者アレンジャー吉田治さん、そしてリズムセクション指導者ICU,
MMS OBの宮澤裕行さんです。この三方は、コンテストに勝つためのテクニックではなく、スゥイングの本質を叩き込んで下さいました。音楽の基礎も叩き込んでくださいました。コード理論、12キーの和音とスケール、純正律、クラッシックのエチュードを使った妥協のない基礎練習、アフリカのポリリズムから説き起こすリズム理論と実践。こうした「本物」の教えがあればこそ、今のわたしたちの音楽があります。そして何より、「音楽、ジャズという果てしないものに挑む者の姿勢」を教えて下さいました。「自分をいつわらず、真摯に向き合い、常に全力で探求すること。一緒に演奏する仲間をリスペクトすること。」何よりお三方がその姿勢でわたしたちに臨まれました。短期的な結果を出すための教えではなく、一生音楽、ジャズを探求するために必要なことがらを一から教えていただきました。仮に音楽を離れることがあっても、ここで学んだことが将来生きると確信しています。三人の指導者の方々に心から感謝いたします。これほどの方達が、新潟の高校生に真剣に向き合っていただけるのは、子供達の努力を惜しまぬ、ピュアで真摯な姿勢があればこそ。これを決して失わないようにしなければならないと思っています。

 Jump for Joyは、外山昭彦さんにMark Marin さん、日比野則彦さんを迎えたスペシャルバンドですが、大学生、高校生も多数参加しています。指導だけでなく、実際にプロフェッショナルの方々と演奏する場所であり、そこから本当にたくさんのことが学べ、彼らの成長と飛躍に大きな役割を果たせたと感じています。

 さて、来たる10月25日(金)に、高校の定期演奏会「太夫浜コンサート」が高校チャペルにて行われます。ここで、Jump for Joyも、高校生のグランプリを受賞した素晴らしい曲に合わせて、2曲演奏させていただきます。入場無料です。どうぞお運び下さい。

 そして最後になりますが、なんと、来年1月18日の新潟ジャズストリート、吉田治さんがリードアルトで友情出演していただける予定です。(多忙な方なので、サザンのツアーなど、特別なイベントが入る可能性もありますが。)またお目にかかれるのを楽しみにしております。




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