2011年2月24日木曜日

ありがとうろうそく!の小池さんのご紹介でピアニストの平木かよさんが来校されます!

去る2月19日、新津5中のマツムラ先生と、そのジャズのお仲間、「ありがとうろうそく」でおなじみの小池さん、そしてサックス奏者のオオハシさんが来校されました。そしてご一緒に演奏していただき、とても楽しい一時を過ごすことが出来ました。
実はビッグ・ニュースがあります。小池さんのご紹介で、現在ニューヨークでピアニストとして活躍されている平木かよさんが敬和学園に遊びに来てくださることになりました。
平木かよさんは、ニューヨークのライブハウス、ブルーノートで、あのジャズの伝説、ロン・カーターとも共演され、ロン・カーターからも絶賛されているすごいピアニストなんです。
その平木さんが新潟でライブをされることになり、そのついでに敬和学園に寄ってくださることになったのです。
以 前、トロンボーン奏者のマーク・マリン先生から、「アメリカでは、プロのジャズメンが地方公演を行うと、地元の学生ビッグバンドを指導するというのが良き 伝統なんですよ」と教えていただいたことがあります。さすが、ジャズの発祥の地ですね!平木さんも、「若い人たちにジャズの素晴らしさを伝えられることが 楽しみです!」とおっしゃって下さっているそうです。本当にありがたいことだと感謝しています。こんな素晴らしい機会を与えてくださった小池さんにも感謝 いたします。
平木さんが来校されるのは、3月2日水曜日の午後4時から6時までの予定です。場所は敬和学園高等学校チャペルです。当日は平 木さんのお話、演奏、そしてわたし達のバンドクリニックや楽しいセッションなどを予定しています。関心のある学生ジャズ関係者の皆さん、OBの皆さん、よ ろしかったら敬和学園チャペルにお越しください。

2011年2月13日日曜日

近況報告

去る2月5日には、新潟の県民会館で下越バンドフェスティバルに参加しました。この日も、Ya Gotta Try HarderとNo Exitを演奏しました。今回はちゃんと時間を計り、2曲で10分に収めました。このときは前回出られなかったフィリップくんがベースを弾いてくれまし た。

今年のJazz Hornetsの目標は譜読みを早くすること。昨年の11月からの3ヶ月で16曲の新譜をさらいました。No Exit,  Straight Ahead,  It's Oh So Nice,  Fun Time,  Switch In Time,  Hay Burner,  That Warm Feeling,  Lonely Street,  Dancing Men,  Big Swing Face,  Alienza,  Bird Land,  Some Skunk Funk,  I Remember Clifford,  April In Paris,  Take The A Train... 一昨日、昨日の二日で、Some Skunk Funk,  April In Paris,  Taking The A Trainをさらいました。初心者が多く、譜が読めない生徒たちは悲鳴を上げていますが、だんだん譜読みのスピードが速くなってきました。ベースのサカモ トくんは、音符も読めなかった1年生ですが、タカナシくんに触発され、今ではミドルテンポのスゥイングなら、所見でベースラインを弾けるように成長しまし た。
4月までにあと10曲ほどさらい、その中から今年演奏する曲をじっくり仕上げてゆきたいと思っています。

 ア ドリブの練習も欠かせません。Jazz Hornetsでは、アドリブ練習は、まずピアノの黒鍵だけ使って自分のメロディーをつむぐ練習から始めます。黒鍵はペンタトニックスケールで並んでいま すから、適当に弾くだけで旋律ができてしまいます。これがアドリブのスタートです。そこに、白鍵の「ラ」の音を足すと、ブルーススケールになります。ブ ルーススケールでアドリブをするのがJazz Hornetsのアドリブ練習の始まりです。先輩に触発されながら、2年生、3年生となるうちに、曲に合わせてアドリブできるようになります。トランペッ トのユウタロウが入部して、アドリブのレベルがぐっと上がりました。彼はジャズオタクで、まだ1年生ですが、夜には大人と混じってライブハウスでセッションするほどのつわものです。中学生の頃からチェット・ベイカーが大好きで、アドリブをコピーしていたというのだから驚きです。確かに、チェット・ベイカーはアドリブの入門にいは最適だと思います。テンションノートが少なく、とても単純な音の構成だからです。しかも、チェット・ベイカーは入門でありながら、究極の完成形でもあるところがすごいですね。ユウタロウは現在、12のキー全てのブルースのアドリブが出来るようになっています。
Jamey AebersoldのBlues In All Keys というマイナスワンCDがありますが、これはとても良い教材だと思います。Jazz Hornetsお勧めの1枚です。
アドリブを書き譜で演奏するのが良いのか、本当のアドリブで演奏するのが良いのか、という議論を時々耳にします。Jazz Hornetsではアドリブにこだわっています。アドリブが出来るようになるまで生徒を指導するのは本当に大変ですが、ジャズはやっぱりアドリブが命だと思うからです。しかしアドリブが苦手な生徒には書き譜でもいいよという風に、柔軟に考えています。特に、A Train, Little Brown Jug,  April In Parisなど、歴史的名ソロがある曲については、書き譜もOKだと思います。

タカナシ君

タカナシ君はバスケ部でした。しかし足の怪我をして手術、もうバスケは出来ないよとお医者さまに言われてしまいました。ベースに関心があるという話しをしたことがあったので、Jazz Hornetsに誘ってみました。すると、「ありがとうございます!うれしいです!」ととても喜んでくれ、入部となりました。
タカナシ君は楽譜が読めません。ベースも初心者です。でもStudent Jazz Festivalに出たい一心で、ドラムのユウ先輩に書いてもらったベース譜を丸暗記。ユウ先輩が言ったとおりに弾けるようになるまで放課後の練習が終わって帰宅後毎日二時間、練習し続け、すっかり、完璧に弾けるように体に教え込んだのです。まるで、「スラムダンク」の2万本のシュートのような話しですね。
Jazz Hornetsには4人のベーシストがいますが、Student Jazz Festival当日にYa Gotta Try Harderのベーシストを決めるオーディションを行ったところ、タカナシ君が完璧でした。これには他の部員もびっくり。誰も文句のつけようはありませんでした。かくて初心者で、楽器を始めて3週間というタカナシ君が舞台に上がることになったのです。
わたしは彼のベースを聞いて、「完璧」という言葉の真の意味を学びました。今まで、Jazz Hornetsで誰一人、彼の水準まで曲を完璧にさらった人はいないと思いました。彼がわたしたちのバンドに教えてくれたことは本当に大きなことでした。
写真は、ベース譜を書いてくれたドラムのユウ先輩とアイコンタクトをとりながら、演奏するタカナシ君です。会場の皆さんからいただいたメッセージカード(なんと300枚もいただきました。感謝です!)には、「ベースとドラムのアイコンタクトに愛を感じた」というものが多数ありました。二人の信頼関係が見ている方にも伝わったのですね。
現在、タカナシ君は2度目の手術を控え、毎日、楽譜が読めるようになるために、がんばって練習しています。