ごぶさたしております。
近況報告をいたします。
5月9日 ラフォルジュルネ周辺イベント、門前音楽市、県政会館にて、1時間の演奏を行いました。今年度から、アンプを使用しない、アコースティックサウンドにチャレンジしておりますが、一般のお客様にもしっかり「生音」をお届けできたと思います。演奏したのはエリントンのナンバーが中心で、ベースを前に出したり、ソリストもできるだけ豊かで大きな音で演奏するように心がけました。演奏者たちは、ベースの音が聞こえずらかったようですが、生音で演奏する時の聞こえ方に慣れる必要があることも分かって、収穫の多い演奏となりました。
5月30日はアルビレックスの応援演奏を行いました。残念ながら負けてしまいました。アルビの応援は、野外であり、水上ステージでお客様との距離も遠いことから、ベースにアンプを少し使用しました。
6月3日、デュークエリントン楽団に所属していたこともある、トロンボーン奏者のすたフォード・ハンター氏が来校され、バンドクリニックを実施していただきました。今回も、ミュージシャンとしてベストの演奏をするために、お互いにしっかりものが言える関係を築くようにとアドバイスしていただきました。前回、再三指摘されたドラムのキックについては、1年間そのことを中心に取り組んできたので、OKをいただきました。エリントンバンドの、サム・ウッドヤードのドラムを研究し、特にキックについては、2年生のタクヤが爆音を響かせたところ、「クレイジーボーイ!」と大喜びしていただきました。
エリントンバンドのドラムは、バンドを励まし、シンプルながらもしっかりスゥイングさせ、合図を出すべき場所では爆音でキックするというもの。ハンター氏に認めていただき、とても光栄でした。
クリニックの前日、ハンター氏と、マーク.マリン先生、そして新潟が誇るドラマーのジョージ・エドワードさんのライブを拝見しました。ものすごい迫力で楽しかったのですが、後でジョージさんに聞くと、ハンターさんから「常に再大音量でドラムを叩くように」頼まれたそうです。それがニューヨークスタイルだそうで、ニューヨークでは、ホーン奏者もドラマーも全力で演奏するそうです。ソニー・ロリンズも、コルトレーンも、音量は物凄かったそうで、とても勉強になりました。やはり楽器を鳴らしきり、楽器本来の音で圧倒するというやり方に共感を覚えます。
6月20日は、敬和学園大学のオープンキャンパスで、ジャズ・クエストの皆さんと共演しました。
7月10日、特別支援学校で演奏しました。今年のジャズホーネッツは、アコースティックサウンドとともに、「ビッグバンドはダンス音楽である!」というのをもう一つの大切なコンセプトにしています。今回の訪問演奏では、3曲全て、支援学校の生徒さん達に踊っていただきました。その踊ること踊ること!楽しかった!ジャズホーネッツのメンバーも、ジャズがダンス音楽であるということを実感してくれたことと思います。演奏後の交流もみんな楽しく、今年も大切なものをいただいて帰ることができました。
写真は、これも恒例となった各学年の集合写真です。
7月11日、アルビレックスの応援演奏しました。今回も負け。うーん、かつては不敗神話を誇っていたのですが…後半最後まで2−1でリードしていたのですが、ロスタイムで逆転されるという劇的な幕切れでした。
写真はアルビのゴールに熱狂するメンバー達。
7月18日は敬和学園大学Jazz Questの初ジャズストリート出演。メンバーが足りないため、Jazz Hornets OB、現役Jazz Hornets、そしてマークマリン先生にお手伝いいただいての演奏となりました。ほとんどエリントンの曲を、大学も「生音」で演奏しました。自分で言うのもなんですが、素晴らしいエリントンサウンドだったと思います。Jazz Hornetsより、一枚も二枚も大人らしい、洗練された演奏で、今後がとても楽しみです。
写真は、記念すべき第一回ジャズストリート出演した、Jazz Questのメンバー。恥ずかしながらわたくしもテナーで参加させていただきました。この日、音文は空調が壊れ、ものすごい暑さの中、全員正装で演奏しました。Jazz Hornets OBの皆さん、Jazz Questに、40回生OGのムラタアカネがいるの、気がつきました?
翌7月19日はJazz Hornetsのジャズストリート出演。
9月のステラジャムに演奏する、マークマリン先生に書き下ろしていただいた、委嘱作品、Marine Blue Suitesを初演しました。
トロンボーンのジュンがアメリカのホームステイに行ってしまったため、マリン先生に1番ボーンをお願いしましたので、アルトサックスのタイくんとの親子共演が実現しました。この日も、アンプを使わずに全て生音で演奏しました。前のバンドがアンプを使用していたので、少しこじんまりとした印象になりました。床がカーペットなので、音を吸収するということも分かりました。現在は、ドラムとピアノ、ベースにアンプを使用することが普通になっています。その意味で、ピアノ、ドラム、ベースはもっともっと力強い演奏ができるように練習が必要だと感じました。全体のバランスは良かったと感じました。一回一回の演奏で、生音で良い結果を得るための試行錯誤を続けています。特にソロは、はやりマイクを通さないほうが何倍も良いと実感しました。
7月25日 松浜夜市に出演しました。Jazz Hornetsのルーツの演奏です。今年も大勢の方に声援を送っていただきました。「松浜の演奏を見て、絶対このバンドに入りたいと思って敬和に来ました」と、一人の生徒から言われました。実は、わたしたちがジャズを始めて今年で10周年になります。地道に続けてきて良かったな、と思えるお話でした。恒例のタレカツ丼をごちそうになりました。いつ食べてもうまいね、松浜、高橋精肉店さんのタレカツ丼は。
7月25日の演奏で、夏休み前半の練習が終わりました。
寮生は帰宅しましたが、残った通学生が演奏を行いました。
8月1日 はじめ保育園の夏祭りで演奏しました。
この演奏には大アクシデントがありました。河渡のはじめ保育園で演奏するはずだったのですが、間違えて20キロ先にある同系列の別のはじめ保育園に行ってしまったのです。集合した生徒を保護者の車と保育園の方の車に分乗して、大急ぎで移動。いつも演奏1時間前に現地入りすることにしているので、なんとか間に合いそうです。ところが!トロンボーンの子が一人、もより駅から保育園までの道のりで迷子になってしまいました。必死に捜索し、何とか見つけたのは開始30分前。車を飛ばしてもぎりぎりです。しかも、管楽器はわたしの車に積んであるのです。途中、渋滞に巻き込まれながら、なんとか到着したのは演奏時間ちょうど。生徒が車に駆け寄って楽器を出し、何とか演奏に穴を開けずにすみました。(おまけ:このごたごたで、副顧問の西沢先生を学校におきざりにしてしまいました。西沢先生申し訳ありません!)
次は8月8日、新潟まつり、みなとぴあステージで演奏します。こちらも通学生だけの演奏ですが、Jazz Questのメンバーも手伝ってくれます。演奏は11時10分から。起こしをお待ちしています。
新潟市にあるキリスト教主義学校、敬和学園高等学校のビッグバンド、Jazz Hornetsと敬和学園大学Jazz Questの卒業生、そしてその指導者と講師で作った社会人ビッグバンド、Jump for Joy の活動を紹介するブログです。バンドのコンセプトは、デュークエリントンをリスペクトするアコースティックジャズバンド。キリスト教の精神である喜びと感謝の気持ちをもって、みなさまに幸せをお届けしたいと願っています。 God loves us. All of us. Everything he gives us is good for us. Happy times, sad moments, joy and sorrow, he gives them for our sake… even death. That’s the reason why we "Jump for Joy."
2015年8月3日月曜日
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Jump for Joy 第38回新潟ジャズストリート演奏
去る1月18日、新潟ジャズストリートにて、Jump for Joy第3回の演奏を行いました。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございます。 今回はリードアルトサックスに、吉田治さんをお迎えしました。 私の人生で、最も素晴らしい時間でした。こんな素晴らしい時を、愛...
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