新潟市にあるキリスト教主義学校、敬和学園高等学校のビッグバンド、Jazz Hornetsと敬和学園大学Jazz Questの卒業生、そしてその指導者と講師で作った社会人ビッグバンド、Jump for Joy の活動を紹介するブログです。バンドのコンセプトは、デュークエリントンをリスペクトするアコースティックジャズバンド。キリスト教の精神である喜びと感謝の気持ちをもって、みなさまに幸せをお届けしたいと願っています。 God loves us. All of us. Everything he gives us is good for us. Happy times, sad moments, joy and sorrow, he gives them for our sake… even death. That’s the reason why we "Jump for Joy."
2017年11月27日月曜日
いずみ子供園 演奏
11月18日(土) 五泉市 いずみ子供園で演奏しました。
かわいい園児たちに、ほぼ1時間のステージ、難しい曲もありましたが、みんな最後まで元気に聴いてくれました。やっぱり、生演奏の力はすごいですね。
49回生バンドとして、初のステージでした。今年のバンドのカラーはまだまだ出てきていませんが、新部長のアンちゃんのもとで、1年間頑張りたいです。
今年から、副顧問の村田茜がメインで指揮をとります。皆様の応援をよろしくお願いします!
2017年11月5日日曜日
第41回 太夫浜コンサートを開催しました
去る10月27日、第41回太夫浜コンサートを敬和学園高校チャペルで開催しました。
490名という、過去最高のお客様にお越しいただきました。ありがとうございました。
コンサートを支えて下さった、卒業生スタッフの皆さん、在校生スタッフのみなさん、素晴らしい演奏をご披露くださった、講師の先生方(トランペット:外山昭彦さん、サックス:吉田治さん、サックス:日比野則彦さん、トロンボーン:マーク・マリンさん)、ご来場いただいた全ての皆様に感謝いたします。今回は特に、マーク・マリンさんが私たちの為に曲を書き下ろして下さいました。また、ベイシーのAnd That's Thatは、プロフェッショナルの皆さんプラス3年生という、スペシャルバンドで演奏いたしました。
コンサートを一番盛り上げてくれたのは、半分が初心者からなる一年生による Wind Machine。テンポ300の難曲を、一夏かけて練習し、驚くべき演奏をしてくれました。この演奏にはプロの皆さんも、OBの皆も唖然。将来が楽しみです。
一番嬉しかったのは、吉田治さんに、「二時間、聴き飽きしなかったのは、リズムが良かったからです」とのお言葉。実は、コンサートの準備中、わたしはジャズの指導を始めてから、初めて、バンドがスゥイングする状態、というものを体験したのです。それは衝撃的な瞬間でした。それからは、何を演奏しても楽しくなりました。12年間ビッグバンドをやってきて、とうとうたどり着いた世界でした。
40回生部長の村田茜が敬和学園に先生として戻ってきてくれ、バンドを手伝ってくれています。今回のコンサートでは、The First Circleを指揮。49回生バンドでは、茜の指揮をもっともっと増やしてゆくつもりです。
それでは、引退する三年生を紹介したいと思います。
ホカリフミカ。テナーサックス。学校も部活も嫌で、3ヶ月休部していた時期がありました。サックスパートリーダーになり、Diminuendo in Blue のソロに取り組んでから、ものすごく前向きになり、笑顔を絶やさず、バンドを盛り上げる中心メンバーに成長してくれました。
サカイヒカリ。アルトサックス。自信がなく、「わたしが一番へたくそです。」というのが口癖。しかし誰よりも熱心に練習し、素晴らしいリードアルトになりました。太夫浜コンサートでは、七五三以来というお化粧をし、本当に輝いていましたよ。嬉しかったです。
ワタナベタイセイ。トランペット。初心者で始め、先輩に叱られて泣いて飛び出したこともありました。しかし3年の夏休み、ついに一皮むけました。練習を続けていれば、必ず開花する。そのことを教えてくれました。トランペット、続けていてよかったね!
ノマトモキ。トランペット。副部長。ジャズホーネッツのリードトランペッターとして、一年間バンドを引っ張ってくれました。朝も夜も、いつも練習していましたね。後姿で後輩を指導する、クールガイ。かっこよかったよ!
モチヅキユイ。トロンボーン。部活に馴染めず、七ヶ月も休部していました。でも、復活して、パートリーダーになると、熱心に取り組み、ジャズホーネッツ史上最高のトロンボーンセクションを作り上げてくれました。After Ours のソロも素敵でした。
イシカワコウキ。トロンボーン。不思議君でしたね。外山さんが大好きで、外山さんに認められたいと一生懸命努力しました。バストロンボーン、ご苦労様!最後のソロは素晴らしかった。外山さんと吉田さんも、「あの子はアドリブができるようになる!」と褒めていましたよ。
サイトウレイ。ギター。ジャズホーネッツのパットメセニー。吉田さんから、「ナルシストの売れないギタリスト」とあだ名をつけられましたが、みんなからいじられるキャラなんです。それでも後輩からは「女だったらレイさんと結婚したい」とまで慕われています。
ミヤジアイ。ピアノ。昨年、ステラジャムでベストピアニスト賞を受賞。感性の素晴らしいピアニストです。何でも耳から吸収し、アドリブもこなします。でも、楽譜が読めないのです。音楽は耳から始めるもので、楽譜からではない、という証明のような子です。
シモカワホサナ。ベース。部長。一年間、ジャズホをまとめ、引っ張ってきてくれてありがとう。素晴らしい部長でした。負けず嫌いで、一年先輩のヨシュアにしごかれ、朝も夜も練習しました。Septemberのソロ、胸が熱くなりました!
ウエダシュウト。ドラム。「俺は日本一のドラマーになる」と入部しましたが、不器用で、なかなかうまくなりませんでした。それでも練習に練習を重ね、とうとう、素晴らしいスゥイングするドラマーに成長しました。スゥイングするドラマー。これ以上の褒め言葉はありません。
サカイコウジ。ドラム。中途入部でしたが、いつもシュウトと一緒に、夜遅くまで練習していましたね。二人で励ましあいながら、ドラム道を歩き続けてきました。Sing Sing Sng のシュウトとコウジのドラムバトル。素晴らしかった!二人を主人公にした青春ドラマがつくれそうだよ。ジャズもロックもファンクもフュージョンもこなせる、センスの良いドラマーに成長しました。
ナガイツキナ。ドラム。天然キャラで、器楽部のマスコット。ジャズホーネッツが始まって以来、初の、幽霊部員。それでも君の存在がメンバーの救いになっていたこともあったのです。最後のコンサートで、「恋」のドラムを精一杯叩きました。
48回生は、ジャズホーネッツに新しい精神をもたらしました。
それは、「追求をやめない心」
そして、「スゥイングする楽しさ」
きっとこれからのジャズホーネッツの財産となって、後輩に引き継がれてゆくでしょう。
コンサート後、OB会がありました。素晴らしい教え子たちと楽しく過ごす時間は、わたしにとって至福のときとなりました。
吉田さんのご家族も参加されて、たのしい、たのしい会となりました。
OBの皆さん、どうか後輩を可愛がってあげてください。お金を出すもよし、指導していただければなお良し。
「ジャズホーネッツは高校生のもの。太夫浜コンサートは卒業する三年生のもの。」という枠を乗り越えて欲しいのです。出来る範囲で、ジャズホーネッツとのかかわりを切らずに、先輩たちが出入りするのが当たり前、というバンドになって欲しい。ジャズホーネッツを引退しても、ジャズホーネッツファミリーとして、いつもお互いに支えあい、助け合い、時には迷惑をかけあって、そして楽しく仲良く過ごして欲しいのです。「迷惑をかけたくない」「迷惑をかけられたくない」という考えは、行きすぎると孤立に陥ってしまいます。でしゃばりぐらいが丁度いい。どうか、そのように卒業してからも関りつづけて下さい。
では、来年、また太夫浜コンサートでお会いしましょう!
2017年10月30日月曜日
松浜青空バザール 西区アートフェスティバル演奏
去る10月21日、午前、午後、各1時間、地元松浜商店街、青空バザールで演奏しました。いつもながら、地元の皆様の暖かい声援を受け、楽しく演奏することができました。ありがとうございました!
翌22日は、西区アートフェスティバルで、特別ゲストとして、演奏させていただきました。The First Circle および、Diminuendo in Blue、そしてアンコールにはSing Sing Sing を演奏しました。会場の皆様からたくさんの拍手をいただき、嬉しかったです。緞帳が下りても拍手が鳴りやまず、再び緞帳を開いてのアンコールは、初めての経験で、非常に興奮しました。お招きくださり、ありがとうございました!
2017年9月26日火曜日
第41回太夫浜コンサートのお知らせ
私たちの定期演奏会、太夫浜コンサートを開催いたします。
このコンサートをもちまして、48回生が引退いたします。
入場は無料です。一般の方もぜひお越し下さい!
日時:2017年10月27日(金) 17時半開場 18時開演 20時終演
場所:敬和学園高校チャペル
曲目:Take The A Train, Diminuendo in Blue, And That's That, Sing Sing Sing, The First Circle ほか
今年のダンス曲は、「恋」です。皆さんご一緒に踊りましょう!
今年もプロトランペッター外山昭彦さん、サックスプレーヤー吉田治さん、日比野則彦さん、そしてトロンボーンニストのマーク・マリンさんをゲストにお迎えし、素晴らしい演奏をご披露いただきます。
敬和学園大学Jazz Questによる、Mount Harissa, Happy Go Lucky Local の演奏もお楽しみ下さい。
演奏会後、OB会も企画しております。ぜひご参加下さい。
このコンサートをもちまして、48回生が引退いたします。
入場は無料です。一般の方もぜひお越し下さい!
日時:2017年10月27日(金) 17時半開場 18時開演 20時終演
場所:敬和学園高校チャペル
曲目:Take The A Train, Diminuendo in Blue, And That's That, Sing Sing Sing, The First Circle ほか
今年のダンス曲は、「恋」です。皆さんご一緒に踊りましょう!
今年もプロトランペッター外山昭彦さん、サックスプレーヤー吉田治さん、日比野則彦さん、そしてトロンボーンニストのマーク・マリンさんをゲストにお迎えし、素晴らしい演奏をご披露いただきます。
敬和学園大学Jazz Questによる、Mount Harissa, Happy Go Lucky Local の演奏もお楽しみ下さい。
演奏会後、OB会も企画しております。ぜひご参加下さい。
アルビレックス応援演奏
去る9月16日、アルビレックス新潟の応援演奏を行いました。大勢のお客様が最後までお聞きくださり、たくさんの声援もいただきました。ありがとうございました。アルビの必勝を祈念して全力で演奏しましたが、首位アントラーズを相手に結果は2対4の敗北。力足りず申し訳ありませんでした。それでも、前半2点を先取し、スタジアムは興奮のるつぼとなりました。今期は、2回演奏させていただき、1勝1敗。次回は10月29日。今度こそ、勝利に導きたいと思っています。
2017年9月22日金曜日
夏合宿 ステラジャム
去る8月21日から24日まで、夏合宿を行いました。今年も、トランペッターの外山昭彦さんとサキソフォニスト、アレンジャーの吉田治さん、そして音楽プロデューサーでギタリストの宮澤裕行さんに指導していただきました。
この夏合宿は大変意味深いものとなりました。わたしたちの音楽に対する向き合い方、表現とは何か、そのような、人生にとっても意味のある多くの問いかけがなされました。一人ひとりが、その問いかけに真摯に向き合ってくれたと思います。
どちらかというと優等生タイプの多い今年のバンド。しっかり努力もし、熱心なのですが、いつの間にか、「言われたことをちゃんとやればいい」という雰囲気になっていたのかも知れません。もちろん、これは指導者のわたしの責任です。ところがそのようにして生まれた音楽が人の心を打たないのですね。吉田さん、外山さんからは、 1)音楽に入り込め!よそ行きの姿を捨て、自分自身を音楽でさらけだせ!全力で演奏しろ!魂を込めて演奏しろ!魂を相手に伝えろ!夢中になれ!見栄えを気にするな! 2)誰かが何とかしてくれると思うな。自分で何とかしろ!その姿勢が音楽に出る! 3)助け合え!協力し合え!話し合え!言いたいことを言い合え!その関係性も音楽に出る! ということを教えていただきました。
そしてリズムセクションを指導していただいた宮澤さんからは、「四分音符から出発して割り算で裏拍や二拍三連の位置を出すのではなく、全て八分音符から出発して、拍はその上に載せるのだ」ということを教えていただきました。
そのようにして迎えたステラジャム。今年は入賞することはできませんでした。わたしたちも全力の演奏をしましたが、名古屋さん、甲南さんの演奏は、本当に素晴らしいもので、感動しました。近々、音源をアップしますので、ぜひご覧下さい。
このステラジャムにも、外山さん、吉田さんが応援に駆けつけて下さいました。前日、4時に宿に入ったわたしたちは、夕食前まで合奏の最終チェックをするつもりでいました。ところが、お二人の音楽に対する妥協のない、最後まで最高のものを追い求めるご指導は、気付いてみると終わったのが夜中の12時だったのです!
本当にあっという間の9時間でした。長いなどとは少しも感じず、ひたむきに良い音楽を追求する時間となりました。
そのご指導を経て、わたしは大切なことを学びました。今までは、「本番は練習の成果を出す場所。楽しんで演奏しよう!」と考えていたのですが、「音楽の追求に終わりはない」ということを知ったのです。最後の一秒まで、より良い音楽を求める攻めの姿勢を忘れてはならないと。そこでみんなには、「本番も、攻めの姿勢で、少しでも良い音楽を演奏できるように、追い求め続けよう」と話しました。
本番終了後、審査員のスティーブ・サックスさんが近づいてこられ、「感動しました。涙がでました」という言葉をいただきました。
そして何より嬉しかったのは、ステージに登らない一年生たちの、客席からの応援です。先輩たちは、「一年生の応援で本当に力が出た!」と口々に感謝していました。演奏者、応援者ともに一つになって、バンドの絆を作り上げることができました。
一年生は、先輩たちの夏の努力と、ステラジャムでの他校の素晴らしい演奏を聴き、大きく成長したことを感じます。演奏も、格段に良くなりました。
さていよいよ、10月27日は、太夫浜コンサートです。1年生が中心に演奏する曲もあります。どうぞその成長した姿をご覧下さい。
この夏合宿は大変意味深いものとなりました。わたしたちの音楽に対する向き合い方、表現とは何か、そのような、人生にとっても意味のある多くの問いかけがなされました。一人ひとりが、その問いかけに真摯に向き合ってくれたと思います。
どちらかというと優等生タイプの多い今年のバンド。しっかり努力もし、熱心なのですが、いつの間にか、「言われたことをちゃんとやればいい」という雰囲気になっていたのかも知れません。もちろん、これは指導者のわたしの責任です。ところがそのようにして生まれた音楽が人の心を打たないのですね。吉田さん、外山さんからは、 1)音楽に入り込め!よそ行きの姿を捨て、自分自身を音楽でさらけだせ!全力で演奏しろ!魂を込めて演奏しろ!魂を相手に伝えろ!夢中になれ!見栄えを気にするな! 2)誰かが何とかしてくれると思うな。自分で何とかしろ!その姿勢が音楽に出る! 3)助け合え!協力し合え!話し合え!言いたいことを言い合え!その関係性も音楽に出る! ということを教えていただきました。
そしてリズムセクションを指導していただいた宮澤さんからは、「四分音符から出発して割り算で裏拍や二拍三連の位置を出すのではなく、全て八分音符から出発して、拍はその上に載せるのだ」ということを教えていただきました。
そのようにして迎えたステラジャム。今年は入賞することはできませんでした。わたしたちも全力の演奏をしましたが、名古屋さん、甲南さんの演奏は、本当に素晴らしいもので、感動しました。近々、音源をアップしますので、ぜひご覧下さい。
このステラジャムにも、外山さん、吉田さんが応援に駆けつけて下さいました。前日、4時に宿に入ったわたしたちは、夕食前まで合奏の最終チェックをするつもりでいました。ところが、お二人の音楽に対する妥協のない、最後まで最高のものを追い求めるご指導は、気付いてみると終わったのが夜中の12時だったのです!
本当にあっという間の9時間でした。長いなどとは少しも感じず、ひたむきに良い音楽を追求する時間となりました。
そのご指導を経て、わたしは大切なことを学びました。今までは、「本番は練習の成果を出す場所。楽しんで演奏しよう!」と考えていたのですが、「音楽の追求に終わりはない」ということを知ったのです。最後の一秒まで、より良い音楽を求める攻めの姿勢を忘れてはならないと。そこでみんなには、「本番も、攻めの姿勢で、少しでも良い音楽を演奏できるように、追い求め続けよう」と話しました。
本番終了後、審査員のスティーブ・サックスさんが近づいてこられ、「感動しました。涙がでました」という言葉をいただきました。
そして何より嬉しかったのは、ステージに登らない一年生たちの、客席からの応援です。先輩たちは、「一年生の応援で本当に力が出た!」と口々に感謝していました。演奏者、応援者ともに一つになって、バンドの絆を作り上げることができました。
一年生は、先輩たちの夏の努力と、ステラジャムでの他校の素晴らしい演奏を聴き、大きく成長したことを感じます。演奏も、格段に良くなりました。
さていよいよ、10月27日は、太夫浜コンサートです。1年生が中心に演奏する曲もあります。どうぞその成長した姿をご覧下さい。
2017年8月8日火曜日
原朋直先生クリニック 松浜夜市
去る7月22日、洗足音楽大学のご厚意で、トランペッターの原朋直先生が、学生さん二人とクリニックに来て下さいました。朝10時から、午後3時まで、熱のこもったご指導に感謝いたします。先生からは、ジャズという音楽は「自分ファースト」。まず、自分の中にこう演奏したい、というものがあって、そういうもの同士がお互いに相手を認め合いながら一緒に演奏するものだと教えていただきました。そして、学生さんたちと素晴らしい演奏も披露していただきました。感謝いたします!!
クリニック後、夜の7時から、わたしたちの地元、松浜商店街で演奏しました。大勢のお客さんから声援をいただき、地元の方々の有り難さを痛感しました。やはり、松浜商店街はわたしたちの音楽活動の原点です。
商店街の演奏では、金魚すくいと、水風船すくいも担当しました。すっかり夜店のおねえさんになって、子供達に楽しく金魚をすくってもらいました。
ここから先は、部員のみなさんに、読んでいただきたい部分です。
次に、リズム感についてです。原先生が、「自分ファースト」と表現していましたが、わたしは、「自分ワールド」と表現したいです。自分の中に、和音、リズム、メロディーからなるワールドを作り上げてから演奏するのです。リズムはドラム、和音はベースとピアノに任せるのではなく、それらすべてを自分で作ってから、一緒に演奏する人のワールドと共演するのです。原先生の演奏からは、リズムと和音が聞こえて来ます。それを目標に練習してみて下さい。
ピッチを正確に、ゆっくりのテンポで演奏すると、どうしても固く、音楽的でないような演奏になるような気がしますが、ワールドを作って演奏すると、グルーブ感が自然と生まれます。曖昧な演奏を「ニュアンス」「グルーブ」と勘違いしないように。
以上を「原吹き」と名付けたいと思います。
補足:ニュアンスですが、ニュアンスは初心者のうちは、伸ばしの音の最後に少しビブラートをかけるだけにとどめておきたいと思います。その感じも原先生の演奏からわかると思います。フレーズの頭の音は絶対に曖昧にならないように。ずり上げが必要な場合は、口でなく指でかけるようにして下さい。
サックスの場合、ずり上げが重要なテクニックになりますが、ずり上げする場合は、譜面に印をつけるなど、どうしても必要な場合にのみ「意識的」に行うようにし、無意識でずり上げる「しゃくる」ことが絶対にないように注意しましょう。結局、音楽性というものは、「ただ音符を正確に吹いている」のか、「音楽として演奏する」のかの意識の違いで現れてくるのだと思います。正確に演奏しながらも、ワールドを背景に持った、音楽であることを忘れないようにして下さい。つまり、全ての演奏は踊りを伴った「歌」だということです。
2017年8月4日金曜日
五十嵐コンピュータプレス、新工場落成記念演奏
去る7月21日、敬和学園の保護者の方がお勤めの、五十嵐コンピュータープレス新工場落成記念式典で演奏いたしました。
記念式典では、何と体重70キロのマグロの解体ショーがあり、わたしたちもお相伴にあずかりました。
食べても食べても食べきれないほどの大トロ、中トロ、赤身。
こんな経験はおそらく一生できないことでしょう。
生徒たちにとっても一生忘れられない経験となりました。
記念式典では、何と体重70キロのマグロの解体ショーがあり、わたしたちもお相伴にあずかりました。
食べても食べても食べきれないほどの大トロ、中トロ、赤身。
こんな経験はおそらく一生できないことでしょう。
生徒たちにとっても一生忘れられない経験となりました。
豪華クルーズ船ネオロマンチカお見送り演奏
去る、7月17日、新潟東港に、イタリアの豪華クルーズ船、ネオロマンチカ号が寄港しました。わたしたちは、そのお見送り演奏を担当しました。
山のようにそびえる豪華客船に向かって、1時間。港を去りゆくお見送りに20分の演奏でした。
去ってゆく船からは大勢のお客さんが手を振ってくれました。その姿に向かって、Moon Light Serenade を演奏。まるで映画の一場面のようでした。
関係者の方からは、「ネオロマンチカ号は日本に20箇所、寄港したが、デッキに出て手を振ったお客様は、新潟東港が一番多かった。みなさんの演奏のおかげです」と言っていただきました。
お客様に新潟の物産を販売していた方からは、「このイベントは4回目ですが、一番よかった。感動しました。涙がでました」と最大級の賛辞を頂戴しました。
まさに、ミュージシャン冥利につきる素晴らしい体験でした。
山のようにそびえる豪華客船に向かって、1時間。港を去りゆくお見送りに20分の演奏でした。
去ってゆく船からは大勢のお客さんが手を振ってくれました。その姿に向かって、Moon Light Serenade を演奏。まるで映画の一場面のようでした。
関係者の方からは、「ネオロマンチカ号は日本に20箇所、寄港したが、デッキに出て手を振ったお客様は、新潟東港が一番多かった。みなさんの演奏のおかげです」と言っていただきました。
お客様に新潟の物産を販売していた方からは、「このイベントは4回目ですが、一番よかった。感動しました。涙がでました」と最大級の賛辞を頂戴しました。
まさに、ミュージシャン冥利につきる素晴らしい体験でした。
2017年7月18日火曜日
私学フェア ジャズストリート
7月16日、新潟日報メディアシップにて行われた私学フェアにて、演奏を行いました。新潟県の私立高校が一堂に会し、各校の特色をアピールしました。わたしたちジャズホーネッツは、敬和の代表として、精一杯、ジャズサウンドを響かせました。
私学フェアでの演奏を終えると、音楽文化会館に移動。ジャズストリートで演奏しました。大勢のお客様からご声援をいただき、うれしかったです。
1、2年生ジュニアバンドによる、It Don't Mean A Thing は、1年生のちひろが熱唱。おじさまがたから、「イェー!」の掛け声がかかり、本人も大満足。
2、3年生のレギュラーバンドは今年秋の大会参加予定曲などを披露しました。
ご来場の皆様、ありがとうございました!
ここでご報告です。わたしたちJazz Hornetsは、新潟県の魅力ある私学づくり支援事業に採用され、250万円の助成金をいただくことになりました。老朽化した楽器の入れ替えや、遠征費、そして講師の先生方をお招きする費用として大切に使わせていただきます。感謝して、ご報告致します。
特別支援学校演奏
7月12日、恒例の新潟市特別支援学校で演奏しました。
今年も生徒の皆さんが演奏に合わせてダンスを踊ってくれました。
ビッグバンドは、もともとダンスホールで演奏された音楽です。
楽しそうに踊っているみなさんを見て、ビッグバンドジャズの原点を実感することができました。
ビッグバンドジャズは、お客様が主人公。楽しんでいただくための音楽です。自由に、そしてのびのびと踊るみなさんを見て、たくさん元気をいただきました。
音楽は、心と心の交流だということも、実感することができました。
わたしたちの音楽がこんなに喜んでいただけるなんて、本当に幸せでした。
ジャズを全く知らない新入部員の一年生も、「ああ、これがビッグバンドミュージックなんだ!」と分かってもらえたと思います。
2017年6月16日金曜日
ハンターさんクリニック
去る、5月22日、デュークエリントン楽団のトロンボーン奏者で、ソリストとしても活躍されているスタフォード・ハンターさんがクリニックをしてくださいました。今回で、3度目のクリニックとなります。
ハンターさんの教えをシェアいたします。
1)スタジオやホールに入ったら、日本人らしい謙虚さは捨て、ミュージシャンとして、楽曲を良いものにするために、遠慮なく意見を言い合える環境が必要。
2)リードは、サイドが自分と同じように演奏しているかをチェックする。できていない場合は、遠慮なく指摘する。ハーモニー、タイミング、アーティキュレーションなど。
3)サイドは常にリードをモニターし、リードに合わせる。
4)ごまかして演奏しない。できないところは、ゆっくりから。完璧にできるようになって初めてテンポを上げること。
5)ドラムが全体の指揮者。リズム、テンポのみならず、強弱を全て指示を出す。
以上のことを繰り返し指導していただき、バンドの演奏がみるみる良くなることに感動しました。
ハンターさん、ありがとうございました!
2017年6月10日土曜日
アルビレックス応援
去る、5月20日、ビッグスワン、カナルステージでアルビレックスの応援演奏を行いました。
連敗中のアルビですが、敬和学園が応援した日の勝率は高いのです。
足掛け4年、負けなしが続いたこともありました。
さて、この日はどうだったでしょうか?
なんと、念願の今期2勝目を上げることができました。
4月に入部した一年生も、初の演奏を披露することができました。
炎天下、大勢のお客様が聴いて下さいました。
ありがとうございました!
連敗中のアルビですが、敬和学園が応援した日の勝率は高いのです。
足掛け4年、負けなしが続いたこともありました。
さて、この日はどうだったでしょうか?
なんと、念願の今期2勝目を上げることができました。
4月に入部した一年生も、初の演奏を披露することができました。
炎天下、大勢のお客様が聴いて下さいました。
ありがとうございました!
2017年4月24日月曜日
近況報告
1月7日、ステラジャム、グランプリのご褒美として、尚美ミュージックカレッジから、講師の先生方がお越しくださり、クリニックをしていただきました。トロンボーンは
坂本洽志先生、ピアノは藤本暁子先生、ベースは関谷友貴先生。素晴らしい先生方におしえていただき、大変勉強になりました。わたしは、ピアノのレッスンを拝見しましたが、Cmaj7の時に、Em7をおさえるなど、(Cmaj7のルートの音を省いて、9thを入れるという意味)目からウロコで、すごく為になり、今、教えていただいた基礎練習を部活動で実践しています。
2月28日は、三年生が久しぶりに登校し、お別れ会。恒例の記念写真をとりました。翌日、3月1日は卒業式。グランプリを受賞した学年が新しい世界にはばたきました。
坂本洽志先生、ピアノは藤本暁子先生、ベースは関谷友貴先生。素晴らしい先生方におしえていただき、大変勉強になりました。わたしは、ピアノのレッスンを拝見しましたが、Cmaj7の時に、Em7をおさえるなど、(Cmaj7のルートの音を省いて、9thを入れるという意味)目からウロコで、すごく為になり、今、教えていただいた基礎練習を部活動で実践しています。
2月28日は、三年生が久しぶりに登校し、お別れ会。恒例の記念写真をとりました。翌日、3月1日は卒業式。グランプリを受賞した学年が新しい世界にはばたきました。
3月28日から、4月2日まで、トランペッターの外山昭彦さんにお越しいただき、春合宿を行いました。前半が、敬和学園大学ジャズクエスト、後半が高校、ジャズホーネッツの合宿です。5泊の合宿で、大学生も高校生もしごかれました!しかし、とても成長でき、ためになった5日間でした。ステラジャムでグランプリをいただけたのも、ひとえに、外山さんのおかげです!ありがとうございました。
4月16日、学校の近くの、島見浜緑地、さくら祭りで演奏しました。今年から、40回生ジャズホーネッツ部長の村田茜が、母校、敬和学園の英語科で働くことになり、副顧問になりました。この日は、村田の指揮者デビュー!村田は高校卒業後、ニュージーランドの大学で、ジャズを勉強し、英語もジャズも堪能です。素晴らしい後継者が与えられ、わたくしも安心です。
さて、4月、新入生(50回生)が入学し、ジャズホーネッツにも20名もの新入生が入部してくれました。今年も一年、感謝の心を忘れずに全力で演奏します。応援をよろしくお願いします!
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去る7月14日、敬和学園高等学校のチャペルにて、新潟ジャズストリート実行委員会主催のスチューデント・ジャズ・クリニックが行われました。 講師は、辰巳哲也オクテット(八重奏)の皆さん。素晴らしいクリニックでした。 バンド全体のクリニックでは、弱音(ピアノ)の演奏について深...
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7月15日の新潟ジャズストリートで、前日、学生ジャズクリニックを行って下さった辰巳哲也オクテットの皆さんの演奏を皆で聴きました。素晴らしかった!という言葉では表現しきれませんので、かなり長くなりますが感想を書かせていただきます。 まず、生徒達全員50名、ジャズを始めて3ヶ月...