去る2月5日には、新潟の県民会館で下越バンドフェスティバルに参加しました。この日も、Ya Gotta Try HarderとNo Exitを演奏しました。今回はちゃんと時間を計り、2曲で10分に収めました。このときは前回出られなかったフィリップくんがベースを弾いてくれまし た。
今年のJazz Hornetsの目標は譜読みを早くすること。昨年の11月からの3ヶ月で16曲の新譜をさらいました。No Exit, Straight Ahead, It's Oh So Nice, Fun Time, Switch In Time, Hay Burner, That Warm Feeling, Lonely Street, Dancing Men, Big Swing Face, Alienza, Bird Land, Some Skunk Funk, I Remember Clifford, April In Paris, Take The A Train... 一昨日、昨日の二日で、Some Skunk Funk, April In Paris, Taking The A Trainをさらいました。初心者が多く、譜が読めない生徒たちは悲鳴を上げていますが、だんだん譜読みのスピードが速くなってきました。ベースのサカモ トくんは、音符も読めなかった1年生ですが、タカナシくんに触発され、今ではミドルテンポのスゥイングなら、所見でベースラインを弾けるように成長しまし た。
4月までにあと10曲ほどさらい、その中から今年演奏する曲をじっくり仕上げてゆきたいと思っています。
ア ドリブの練習も欠かせません。Jazz Hornetsでは、アドリブ練習は、まずピアノの黒鍵だけ使って自分のメロディーをつむぐ練習から始めます。黒鍵はペンタトニックスケールで並んでいま すから、適当に弾くだけで旋律ができてしまいます。これがアドリブのスタートです。そこに、白鍵の「ラ」の音を足すと、ブルーススケールになります。ブ ルーススケールでアドリブをするのがJazz Hornetsのアドリブ練習の始まりです。先輩に触発されながら、2年生、3年生となるうちに、曲に合わせてアドリブできるようになります。トランペッ トのユウタロウが入部して、アドリブのレベルがぐっと上がりました。彼はジャズオタクで、まだ1年生ですが、夜には大人と混じってライブハウスでセッションするほどのつわものです。中学生の頃からチェット・ベイカーが大好きで、アドリブをコピーしていたというのだから驚きです。確かに、チェット・ベイカーはアドリブの入門にいは最適だと思います。テンションノートが少なく、とても単純な音の構成だからです。しかも、チェット・ベイカーは入門でありながら、究極の完成形でもあるところがすごいですね。ユウタロウは現在、12のキー全てのブルースのアドリブが出来るようになっています。
Jamey AebersoldのBlues In All Keys というマイナスワンCDがありますが、これはとても良い教材だと思います。Jazz Hornetsお勧めの1枚です。
アドリブを書き譜で演奏するのが良いのか、本当のアドリブで演奏するのが良いのか、という議論を時々耳にします。Jazz Hornetsではアドリブにこだわっています。アドリブが出来るようになるまで生徒を指導するのは本当に大変ですが、ジャズはやっぱりアドリブが命だと思うからです。しかしアドリブが苦手な生徒には書き譜でもいいよという風に、柔軟に考えています。特に、A Train, Little Brown Jug, April In Parisなど、歴史的名ソロがある曲については、書き譜もOKだと思います。
新潟市にあるキリスト教主義学校、敬和学園高等学校のビッグバンド、Jazz Hornetsと敬和学園大学Jazz Questの卒業生、そしてその指導者と講師で作った社会人ビッグバンド、Jump for Joy の活動を紹介するブログです。バンドのコンセプトは、デュークエリントンをリスペクトするアコースティックジャズバンド。キリスト教の精神である喜びと感謝の気持ちをもって、みなさまに幸せをお届けしたいと願っています。 God loves us. All of us. Everything he gives us is good for us. Happy times, sad moments, joy and sorrow, he gives them for our sake… even death. That’s the reason why we "Jump for Joy."
2011年2月13日日曜日
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