タカナシ君はバスケ部でした。しかし足の怪我をして手術、もうバスケは出来ないよとお医者さまに言われてしまいました。ベースに関心があるという話しをしたことがあったので、Jazz Hornetsに誘ってみました。すると、「ありがとうございます!うれしいです!」ととても喜んでくれ、入部となりました。
タカナシ君は楽譜が読めません。ベースも初心者です。でもStudent Jazz Festivalに出たい一心で、ドラムのユウ先輩に書いてもらったベース譜を丸暗記。ユウ先輩が言ったとおりに弾けるようになるまで放課後の練習が終わって帰宅後毎日二時間、練習し続け、すっかり、完璧に弾けるように体に教え込んだのです。まるで、「スラムダンク」の2万本のシュートのような話しですね。
Jazz Hornetsには4人のベーシストがいますが、Student Jazz Festival当日にYa Gotta Try Harderのベーシストを決めるオーディションを行ったところ、タカナシ君が完璧でした。これには他の部員もびっくり。誰も文句のつけようはありませんでした。かくて初心者で、楽器を始めて3週間というタカナシ君が舞台に上がることになったのです。
わたしは彼のベースを聞いて、「完璧」という言葉の真の意味を学びました。今まで、Jazz Hornetsで誰一人、彼の水準まで曲を完璧にさらった人はいないと思いました。彼がわたしたちのバンドに教えてくれたことは本当に大きなことでした。
写真は、ベース譜を書いてくれたドラムのユウ先輩とアイコンタクトをとりながら、演奏するタカナシ君です。会場の皆さんからいただいたメッセージカード(なんと300枚もいただきました。感謝です!)には、「ベースとドラムのアイコンタクトに愛を感じた」というものが多数ありました。二人の信頼関係が見ている方にも伝わったのですね。
現在、タカナシ君は2度目の手術を控え、毎日、楽譜が読めるようになるために、がんばって練習しています。
新潟市にあるキリスト教主義学校、敬和学園高等学校のビッグバンド、Jazz Hornetsと敬和学園大学Jazz Questの卒業生、そしてその指導者と講師で作った社会人ビッグバンド、Jump for Joy の活動を紹介するブログです。バンドのコンセプトは、デュークエリントンをリスペクトするアコースティックジャズバンド。キリスト教の精神である喜びと感謝の気持ちをもって、みなさまに幸せをお届けしたいと願っています。 God loves us. All of us. Everything he gives us is good for us. Happy times, sad moments, joy and sorrow, he gives them for our sake… even death. That’s the reason why we "Jump for Joy."
2011年2月13日日曜日
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Jump for Joy 第38回新潟ジャズストリート演奏
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1 件のコメント:
よしゆきの知り合いです。今はベースを弾いていたんですね!演奏会楽しみです。
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