2013年8月8日木曜日

被災地ボランティア


 去る、7月20日、3年生が中心になって宮城県七が浜を訪問し、演奏させていただきました。
 敬和学園高等学校は、震災以来、13回に渡ってボランティア活動を行ってきましたが、今回はわたしたちJazz Hornetsが、ジャズの演奏を聞いていただくことになりました。
 演奏は三回。第一回目は、老人会の集まりで演奏させていただきました。演奏前、おじいさん、おばあさんが「北国の春」を合唱されていたのですが、そのうまさにびっくり!「みなさんの素晴らしい歌の後ではやりにくいです」と演奏を始めました。
 ジャズは不思議ですね。底抜けに明るい音楽なのですが、涙を流して聞いて下さるかたもありました。きっとジャズという音楽の明るさは、人生の悲しみも喜びも全て飲み込んだ上での明るさだからかも知れません。


 二回目のステージ。今度は小学生に聞いていただきました。さすがは小学生。最初は「何だろう?」という感じで聞いていましたが、最後に「みんな、おどろうよ」と声をかけると、Buddy Richの"Dancing Men"(踊る男達)に合わせて、もう大興奮で踊り出しました。


 最後はボランティアセンターで、ボランティアの皆さんに向けての演奏。
 一日作業で汗を流した後、わたしたちの演奏で少しリラックスしていただけたら幸いです。

 新潟も大地震を経験しました。新潟地震の時には、デューク・エリントンが励ましてくれました。わたしたちの部長、アイコが道中、小学生の時におとうさんを癌でなくした時の話をしてくれ、最後に「大切な人を失った悲しみをわたしは知っています。その気持ちをもって、演奏したいと思います」と言いました。そしてわたしたちは、底抜けに明るく、楽しいジャズを演奏したのでした。

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