2011年6月19日日曜日

五十嵐一生氏、Toku氏来校

 去る6月17日、ジャズトランぺッターの五十嵐一生さんとTokuさんが来校され、Jazz Horentsを指導して下さいました。お二人とも現役バリバリ、偉大なトランぺッターであるにもかかわらず、熱心で、親しみやすく、夢のような2時間が過ぎてしまいました。
 五十嵐一生さんは、大量の機材をわざわざ持ってこられ、最善の環境で子供たちにジャズを教えたいという、完璧主義をかいま見せてくれました。一事が万事と言いますが、バンドの座る位置や、音響の一つ一つについて丁寧な指示があり、音楽作りに見せるこだわりというか、妥協の無い姿勢がこういうところにも現れるのだなあと感動しました。ちょっとシャイな、しかし音楽にはものすごいこだわりを持っているというお人柄には、尊厳を感じました。
 一方、Tokuさんはフレンドリーなお人柄で、生徒たちを笑わせながら音楽の楽しさを伝えてくれました。Tokuさんの、五十嵐さんに寄せる敬愛の念もひしひしと伝わり、お二人の信頼関係がとても強いのだな、ということは、ブルースのセッションで見せたカデンツァの掛け合いにもよく現れていたと思います。
 そんな一生さんとTokuさんのコンビは最強で、音楽に寄せる真摯な厳しさと、天真爛漫な楽しさが絶妙のバランスを取りながら、生徒たちの心を引き込んでゆきました。
 お二人の演奏を間近に見ること自体が、大きな教育的効果なのですが、教えていただいた事の中でとても参考になったことを皆さんにもご披露したいと思います。
 まず、カウントですが、短い方が良いとのこと。ワン、ツーぐらいで出なさいということでした。これは翌日実際に練習で徹底したのですが、素晴らしい効果があります。演奏に対する緊張感が違います。これはぜひおすすめです。
 バンドをセクションごとに四角に並べ、お互いの音を確認しながら合奏しなさいということも教えていただきました。これも素晴らしいです。翌日の練習でバンドのサウンドのまとまり感が格段にアップしました。そして中央に録音機を置いて合奏を録音し、一回一回聞き返しながら進めて行きます。これももの凄い効果があります。指導する先生はもういらない、ぐらいの効果です。子供たちが自分たちの演奏についてどんどん気付いて行きます。
 テンポをものすごく落として練習するということも教わりました。「ゆっくり演奏できればどんなに早くでも演奏できるよ」という言葉には重みがあります。実際、Wind Machineなどの高速の曲をゆっくり演奏するのは鬼のように難しかったです。
 わたしたちの練習はメトロノームをスピーカーで流しながら、テンポキープを心がけながらやっていたのですが、それでも本番にはテンポが揺れてしまいます。メトロノームに頼りすぎてしまうのですね。一人一人が正確なTimeを身につけるように訓練が必要とのことでした。ゆっくりの演奏は、どこで早くなるのかを確認するのにとても効果があるように思いました。
 そのほかにも、リズムセクションがブルースを演奏し、それに会わせて即興的にコールアンドレスポンスをする練習や、C Jam Bluesを使って、全員でソロ回しをしたり、とてもとても充実した2時間半でした。
 教えていただいたことをしっかり自分たちのものにするように、これからも頑張ってゆきたいと思います。本当にお二人に感謝です!
 余談ですが、お二人があんまり素敵なので、女生徒たちの目の輝きが普段と全く違っていたことも書き添えておきたいと思います。

2 件のコメント:

加持顕 さんのコメント...

「敬和学園高校器楽部 Jazz Hornets」の皆様、先日はお邪魔致しました。

早速ですが、当方の「新潟でジャズと共に暮らす」というブログにて、当日の様子、レポート書かせてもらいました。

よろしければご覧下さい。

生徒の皆さん、辻元先生、またお邪魔する機会がありましたら、よろしくお願い致します。


蛇足ですが、新発田高校ブラスバンド部の皆様は、7月5日頃までテスト等の関係で部活休みだそうです。

辻元秀夫 Tsujimoto Hideo さんのコメント...

先日はお会いできて嬉しかったです。
新発田高校さんと交流させていただき、
スチューデントジャズを盛り上げてゆけたらな、
と思っております。
ジャズストリートでは、Sing Sing Sing
を合奏する予定です。
今後ともよろしくお願いいたします。