2008年8月23日土曜日

いよいよ明日、Student Jazz Live です

 20日から練習を再開しました。
 ずっと外で練習しています。
 外での練習はすごく良いですね。
 「ドラゴンボール」という漫画がありますが、重力が4倍の部屋で修業するようなものです。
 分かりにくかったでしょうか?陸上で言えば、高地トレーニングのようなものですね。

 自分の楽器が鳴っていないような気がします。
 無理に大きな音を出そうとすると疲れます。
 音の出と終わりが揃っていなければすぐに分かります。
 縦が揃っていなければ、音が小さくなって聞こえなくなります。
 音価どおりしっかり伸ばしていないと、残響がないので、ブツブツに切れて聞こえてかっこ悪いです。

 しばらく外で練習していると、人間の耳は自然と調節するのでしょうね。
 自然と、無駄な力が抜けてゆき、いい感じで楽器を鳴らすようになります。
 縦を揃えるようになります。
 音価どおり音を伸ばすようになります。
 数日すると、中で聞いているのとそん色ない演奏になってきます。
 その状態でホールで演奏すると、すごく楽に演奏できるようになります。

 問題は、
 日射病に注意!
 女の子は日焼けに注意。
 他の部活や先生方からの苦情。(うるさい!)
 楽器に悪そう。(しかし、Big Bandは木製の楽器がコントラバスしかないので助かります。)

 一昨日、卒業生のミツマくんが、明治大学のBig Band 仲間2名と一緒に遊びに来てくれました。
 明治大学は今年の山野のコンテストで6位。学生Big Band 屈指のバンドです。
 明治大学のバンドは、明治大学の学生でなくても入れるそうで、ミツマがメンバーになったのは、先日ご紹介したとおり。その友達2人と来てくれたのです。

 大学生のバンドは、ほとんど、1軍と2軍に分かれているそうです。
 2軍ですと、わたしたちのバンドとほとんど同じようなものだとのこと。
 しかし数年たつと、あの神のような領域に到達するのです。
 やはり一流のバンドに入ると、すばらしい勢いで成長してゆくのでしょう。
 それは、目指しているものが違うからでしょうね。
 部長のチバがあこがれているトランペッター、オザワさんの話もたくさん聞きました。
 (部長は感激!)
 ダブル・ハイ・ベー(トリプルだったかな?)を出すと決心したオザワさんは、とある合宿中、一日12時間、5日間ずっとその練習だけをし、最後の日にダブル・ハイ・ベーを出した途端、唇から血が噴き出したそうです。
 すごい根性ですね!!
 ミツマもお二人の友達もまだジュニアバンドだそうですが、彼らがレギュラーバンド入りしたら、敬和学園のバンドと交流させて下さいね!とお願いしてお別れしました。

 それから山野のコンテストの現状を聞きました。
 今は、コンテンポラリーと言って、現代音楽のような実験的な音楽が主流とのこと。
 明治大学を含めた数校しか、4ビートをやっていないそうです。4ビートでは勝てないとのことです。
 音楽は進歩するものです。だって永遠にベイシーとバディ・リッチをやる訳にはいきませんからね。
 でも、進歩しすぎると一般の方の支持を失ってしまうのも歴史が証明しています。
 ビッグバンドの基本はエンターテイメントだと私は思います。
 ノリがあって、聴くと一日がハッピーになる。その基本線は失って欲しくないなーと思いました。
 だって、ジャズが、スィングからビ・バップ、ハードバップ、モード、フリーへと進化してゆき、最終的にはジャンルとしての衰退を迎えましたが、その一方で、ベイシーバンドがずっと自分たちのスタイルを貫き通していたんですよね。
 ぜひ来年は聴きにいかなければ!とも思いました。

 それでは明日、お会いできるのを楽しみにしています。

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