3月7日、ラ・フォルジュルネ周辺イベント、門前音楽市で演奏させていただきました。この日は何と、3つの会場で、合計3時間も演奏をさせていただきました。まずは、新潟県の県政記念館。写真にもある通り、昔、県議会が開かれていた木造の素晴らしい建物です。この記念館は音響も素晴らしく、吹いていて本当に楽しかったです。お客様は昔の議員さんの席に座り、わたしたちは議長席のあるひな壇で演奏。床にはカーペットが敷き詰めてあり、なんとも豪華で、レトロな素晴らしい体験でした。もう一つ、このステージはわたしにとっても忘れがたいステージになりそうです。それは、ここであのビッグバンドの聖典とも言われる、サミー・ネスティコのCD、Basie Straight Aheadを、CDの順番通りに全曲演奏することができたからです。わたしの大好きなCDで、この曲を順番通りに全曲演奏するのが夢でした。敬和学園高校器楽部がジャズを始めて5年。とうとう子供たちがここまで成長してくれたのかと感慨もひとしおでした。ちなみに曲は、Straight Ahead, It's Oh So Nice, Lonely Street, Fun Time, Magic Flea, Hay Barner, Switch In Time, That Warm Feeling, The Queen Beeです。It's Oh So Niceでは部長のノゾミが、Lonely Streetでは1番アルトのアヤカが、そしてThe Queen Beeでは、ショウコが素敵なソロを吹いてくれました。そして前部長のOG、ニノセが応援に来てくれました。
2番目のステージは、古町4番町。県政記念館を出て、部員50名がめいめいに楽器を抱え、白山神社の鳥居の正面に長くのびる古町通りを下へ下って行きます。この古町通の左右に並ぶ店店が、いわゆる門前市場なのです。雰囲気のあるお店が沢山ありました。医学書専門の古書店や、質屋さん。そこへおしゃれなエスニックの小物屋さんや美容室が混じり、昭和と平成が同居しているような感じですが、その全体を門前の情緒ある雰囲気がやさしく包んでいます。このステージには大勢のお客様が足を止め、演奏に大声援を送って下さいました。部員たちも大感激です。ここでは、Some Skunk Funk, Have You Heard, No Exit, Wind Machine, Smoke On The Water, Bobby TimonsのMoanin', Charles MingusのMoanin', Alienzaなどを演奏しました。お客様の鳴り止まぬ拍手をいただき、アンコールにSing Sing Singも演奏させていただきました。
3番目のステージは古町2番町。白山神社の方へ百メートルほど戻ります。ここでは、Get It On, The Chicken, Little Brown Jug, In The Mood, Spainなどを演奏しました。OBの、アダチくん、アラキユリさんが応援に来てくれました。しかしさすがに、連続して1時間のステージ三回は50歳の私には疲れました。生徒たちに、「疲れたろう?」と聞くと、「うん、疲れた。でも楽しかった!」と元気な返事。さすがに若いですね!
1時間のステージを連続三回行うのは、体力的に大変ですが、子供たちは最後まで元気に演奏してくれました。そしてもう一つの挑戦は、3ステージ前部、違う曲を演奏するというものでした。去年の10月から半年間、譜読み力を養う為に毎週2曲、30曲以上の曲を練習して来ました。同時に曲の完成度を昨年以上に上げるべく、努力してきました。まだまだ荒削りな所もありますが、なんとかお客様に聞いていただけるところまで仕上げることができ、あらためて子供たちの上達の早さに驚いています。
もう一つ、入部そうそうの一年生たちに、若きミュージシャンの心得を教えてありました。それは「自分の荷物はコンパクトに、機敏に行動、楽器運びは積極的に、スタッフの方には元気に挨拶、お客様への感謝の気持ちを忘れずに、日々修練、どんな場所でもどんな天候でもどんな状況でもベストを尽くす、眠るときは床の上、昼飯は立って食え!」というものでしたが、この日、1年生はいただいたお弁当を本当に立って食べていました。重たい楽器も一生懸命運んでくれました。30名の新入部員のうち、24名が初心者。初心者はSmoke On The Waterしか吹ける曲がありません。それでも、お客様の前に立った時には、まっすぐに前を向き、手拍子などしながら頑張りました。演奏するよりこちらのほうが大変だったと思いますが、よく頑張ってくれました。
スタッフの方から、「敬和学園の演奏を聴いて、感激した。元気をもらったというお客様がおられましたよ」と嬉しいお言葉をいただきました。本当にありがたいことだと感謝いたします。
最後になりますが、大勢の保護者の皆様も応援に駆けつけて下さいました。ありがとうございます。これからもJazz Hornetsにご声援をよろしくお願いいたします。
1 件のコメント:
お疲れまさでした。
本当に Jazz Hornetsには励まされます。
Jun
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