ようやくお金ができ、わが部活のコントラバスをジャズ用の弦に張り替えることができました。
このコントラバスはチャキの20万円のもので、買った時についていた弦で1年間演奏してきました。
初代ベーシストのアベマリは、このコンバスに「イイムラさん」という名前をつけ、以来、わが部活のコンバスは「イイムラさん」と呼ばれています。(イイムラさんというのは、昨年のStudent Jazz Festival で、優秀ソリストになったベーシストくんの名前です。勝手に使用してごめんなさい!)
この弦が固くて、アベマリの指から何回血が噴き出したか分かりません。アベマリ、よく頑張ってくれましたね!
2代目ベーシストはホシミ。今まではアップライトエレキベースを使っていましたが、アベマリが引退し、晴れてイイムラさんを手にすることになりました。しかも新しい弦で。弦は、スピロコアのミディアム。なんと、3万3千円もする弦です。2回張り替えるとトランペットが買える値段です。
張り替えて下さったのは、前回も調整していただいた、新潟弦楽器さん。魂柱やコマの調整もして下さり、駒の重さはほぼ半分になるくらい、削っていただきました。見違えるような音に生まれ変わりました。社長さんいわく、「これは違法改造だけどね。20万円の楽器をここまで鳴らすと、高い楽器が売れなくなっちゃうから…」と笑っておられました。
弦をはじくと、弦の震動が本体に共鳴し、1秒ほど後になってもう一度ワーンと鳴ります。ブン、ワーン。ブン、ワーンという感じです。(ブンが弾く音で、ワーンが共鳴の音)このワーンの部分が、ちょうどシンバルレガートのチーチッチのチッチと重なるんですね。これは凄いことだと感動しました。ベースの持っているスゥイング感というのは、実は良く調整された楽器の仕事だったのですね。
まだ、ホシミの指力では、「ワーン」を鳴らすほど「ブン」が強くありません。練習しかありませんね。
ともあれ、それぞれの楽器は、とても奥の深い世界があるのだな、とわくわくさせられた1日でありました。新潟弦楽器さん、ありがとうございました。
新潟市にあるキリスト教主義学校、敬和学園高等学校のビッグバンド、Jazz Hornetsと敬和学園大学Jazz Questの卒業生、そしてその指導者と講師で作った社会人ビッグバンド、Jump for Joy の活動を紹介するブログです。バンドのコンセプトは、デュークエリントンをリスペクトするアコースティックジャズバンド。キリスト教の精神である喜びと感謝の気持ちをもって、みなさまに幸せをお届けしたいと願っています。 God loves us. All of us. Everything he gives us is good for us. Happy times, sad moments, joy and sorrow, he gives them for our sake… even death. That’s the reason why we "Jump for Joy."
2009年2月22日日曜日
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