昨日、新潟市開港140周年のイベントで演奏しました。ちなみに、敬和学園は新潟開港100周年を記念して創立された学校なのです。当時の新潟市長さんが、「神戸や横浜にあって、新潟にないものを作ろう!」とお考えになり、「そうだ!それはミッションスクールだ!」ということで、教会にお話があったのが、そもそもの始まりだったのですね。
このイベントに、姉妹港である横浜市の笹下中学校さんをお招きして共演させていただきました。
笹下中学さんのビッグバンドは、横浜市の中学で唯一のビッグバンド。演奏依頼がひきもきらない素晴らしいバンドです。横浜市を代表して新潟に来られ、いわば、小さなジャズ大使ですね。音圧のある、素晴らしいサウンドに魅了されました。指導者の矢島先生もダンディーな紳士で、指揮もクール。生徒たちも、「先生もあんな風にやってよ」と言われてしまいました。(わたしのはいつもオーバーアクションで、生徒の笑いものです…)
笹下のサックスの生徒さんが良い楽器を持っていたので、「ちょっと音を聞かせてよ」と言うと、「はい」と素直にバーッと吹いてくれました。それが素晴らしいジャズサウンドで、おまけに音圧のある大音量。普通、音を出してみてというと、mpとかmfで吹く人が多いのですが、彼らは全員がffで音を出してくれました。ご指導の徹底ぶりに感服しました。
選曲も、チュニジアの夜、A列車、テナー・マッドネス、そして、デイブ・ブリューベックの変拍子のものと、都会的なセンスが光っていました。
お迎えするわたしたち敬和学園Jazz Hornetsは、いわばホストの役割。大役でしたが、なんとか無事演奏を終えることができました。
フィナーレはフュージョン、チックコリアの「スペイン」。各校3名ずつアドリブを吹いて、場内から盛大な拍手をいただきました。やっぱりジャズはいいな!と思った瞬間です。どんなに遠く離れた人々も、そして初対面の人でも、「ジャズのお約束」は世界共通なので、10分もリハーサルをすれば、素晴らしいセッションができるのです。
会場セッティングを取り仕切って下さったのは、日本学校ジャズ教育協会新潟支部の松村先生(新津第五中学)。ステージはすべてお任せして、安心して演奏することができました。ありがとうございました!
港町である神戸にあって、横浜にあって、新潟にもあるものは?それはジャズです!若い学生の皆さんが、もっともっとジャズに関心を持ってくれることを願っています。
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