2008年11月14日金曜日

太夫浜コンサート、ディレクターからの手紙

                     先日行われた太夫浜コンサートは、部員だけではできませんでした。20名以上のボランティアスタッフによって支えられて初めて開催することができたのです。駐車場係、会場係、舞台設営、照明、受付など…それらスタッフをとりまとめてくれたのがディレクターです。
 そのディレクターが、わたしたちのコンサートについて、こんな感想の手紙をくれました。とても素晴らしい手紙で感動しました。わたしたちの演奏をほめてくれている部分は身びいきということで割り引いていただくとしても、一つのコンサートを作り上げてゆく中で、彼女が学んだことは、おそらく多くの学びを含んでいると思いましたので、ここに紹介させていただきます。


タユコンで学んだこと

1)器楽部の方々の演奏のすごさ
2)良いものをつくり上げるのはひとりではできないこと
3)感謝の気持ちをどんな時でも持てる人には大きな力があること
4)何かを見るのと実際にやってみるのとでは全然違うこと(やってみる方が楽しいし充実感がある)
5)何か良いものをつくり上げるのに、悪口や横柄さは必要ないこと
6)見えない所で頑張ってくれている人に支えられてこそ、見える所で働ける人がいること
7)本当に頑張ってくれた人ほど、自分では全く自覚がなくて、周りに見せつけたりしないこと
8)ちょっとした所で気がついて優しさを配ってくれる人、いつでも謙遜を忘れない人、誰かの役に立てないか、少しでも誰かを喜ばせ、幸せにするお手伝いができないだろうか?という気持ちを持った人達に囲まれて、一緒に力を合わせてタユコンを成功させることができた私は本当に幸せだということ

 みなさんの音楽には彩りがありました。色んな美しい色を初めて音楽の中で見させていただきました。ああ、これが「音色」っていうものなのかと、はっとさせられました。みなさんの「今まで」が凝縮された音のひとつひとつ。その裏には、つらい練習も、涙も、笑顔も、苦しみも、決意も、そういうものがきっと沢山あって、けれどそれを力にして、思いを込めて魂を込めて奏でているんだなと思った時、涙が出そうになりました。お客様やあの場にいた多くの方々の胸に響いたと確信しています。本当にありがとうございました。おつかれさまでした。

 このような感性をもった方にわたしたちのコンサートのディレクターを引き受けていただいて、本当に感謝してます。

 お陰様で、オープンスクールでの演奏も好評をいただきました。来校された150人の中学生の前で演奏する機会を与えていただいたのです。県代表の声楽部の後ということで少し緊張しましたが、1,2年生中心のバンドに、3名の3年生の助っ人を加え、18人で演奏しました。「わたしの学校の吹奏楽部は部員が100人いますが、100人のバンドにも負けないくらいの迫力に、びっくりしました」という感想をいただきました。 「ビッグバンドは音圧や!」というモットーの私たちにとって、最高のほめ言葉だと感激しています。
 いよいよ12月6日はアルビレックスの最終戦の為に、ビッグスワンで演奏させていただきます。部員一同、新体制のもとで、毎日練習に励んでいます。
 それから嬉しいお知らせです。新入部員が5名入部してくれました。全員初心者ですが、やる気まんまんです。トランペットのルミ、ハルナ、リサ。トロンボーンのアツミ。そしてサックスのヨリコです。毎日練習に来て、ひたすら楽器に慣れるべく、ロングトーンをしています。ランニングも部員が増えると楽しいです!
 写真は、タユコン前の、部員とスタッフとの昼食風景です。

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