春休みの練習が始まっています。春休みの練習の目的は、1年間のまとめと、来年度の準備。初心者の諸君は、Satin Doll, Things Ain't What They Used To Be, Cotton Tail, Take The A Train, Sing Sing Singの5曲を。中級者の諸君はそれに加えて、Fun Time, Hay Burner, Switch In Time, Straight Ahead, Magic Fleaの5曲をみっちりさらって、ジャズの基本を再確認。
上級者の諸君は上記に加えて、なんとDuke Ellingtonの、「くるみ割り人形組曲」全9曲に挑戦しています。楽譜だけで5万円もした大作です。値段だけではありません。内容も深い!濃い!エリントンの底知れない力に叩きのめされるような楽曲です。最初は、「えー?これってジャズなの?なんか、地味だ」と言っていた生徒たちも、楽曲の力にぐいぐいと引き込まれてゆきます。トランペットの高音も、普通にC、Dが出てくるのですが、いかにも「高音!!」といった感じで出てくるのではなく、曲の流れの中で自然に出てくるので、苦労して演奏する割りに目立たない。そういうところが、なんとも凄みのある楽曲なのです。超難易度のテクニックを要求するくせに、聴いてみると自然で派手な所がない。エリントンは恐ろしいです。
この楽譜は出版されて間もないことから、新潟で演奏すれば恐らく初演ということになるかと思います。(違いましたら訂正いたします。)エリントンゆかりの地、新潟で、この大曲をわたしたちが初演できるとしたら、これに勝る名誉はありません。
4月29日(日)、ラフォルジュルネに合わせ、県政記念館で演奏させていただけることになっておりますので、ここで演奏できたらと、目下、猛練習中であります。エリントンファンの皆様、一生懸命、全力で演奏します。もしよろしければ、足をお運び下さい。
新潟市にあるキリスト教主義学校、敬和学園高等学校のビッグバンド、Jazz Hornetsと敬和学園大学Jazz Questの卒業生、そしてその指導者と講師で作った社会人ビッグバンド、Jump for Joy の活動を紹介するブログです。バンドのコンセプトは、デュークエリントンをリスペクトするアコースティックジャズバンド。キリスト教の精神である喜びと感謝の気持ちをもって、みなさまに幸せをお届けしたいと願っています。 God loves us. All of us. Everything he gives us is good for us. Happy times, sad moments, joy and sorrow, he gives them for our sake… even death. That’s the reason why we "Jump for Joy."
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