ずいぶんご無沙汰してしまいました。
45回生が引退した後、すぐに46回生バンドが立ち上がりました。
テクニシャンで真面目な努力家が多かった45回生バンド。
さまざまな難曲に挑戦し、新たな地平を切り開いてくれました。
一方、46回生バンドは、底抜けに楽天的で陽気なバンドです。
テクニックはありませんが、音量だけはある、というバンドです。
45回生は、エリントンの、「くるみ割り人形組曲」に真剣に取り組みました。
その結果、わたしたちのバンドは、大のエリントンファンになりました。
エリントンは、50年前の新潟地震の際、多額の義捐金を送って下さったことにより、新潟の名誉市民となりました。
エリントンと新潟の深い関係。
そしてエリントンが大好きになったわたしたち。
Jazz Hornetsはこれからも、エリントンを大切に、大切に演奏してゆきたいと思っています。
もうひとつ、わたしたちの新バンドで目指すことがあります。
それは、音響設備に頼らず、生音で演奏する、ということです。
ソロも、ソロマイクを使わずに演奏したいと思っています。
これも、エリントンバンドの動画を見ていて感じたことです。
圧倒的な音圧、迫力のある演奏は楽器を鳴らしきるところから生まれています。
マイクを通し、スピーカーから出てくる音を鑑賞するのではなく、あくまでも生音を体感していただきたいのです。
現在、Jazz Hornetsは、全力で楽器を鳴らすことを練習しています。
トランペットの外山昭彦さん、サックスの吉田治さんに教えていただいたこと。
これをわたしたち流に理解するとこういうことだと思います。
全力投球していれば、いつかストライクが入る日が来る。
ストライクを入れようと、緩い球ばかり投げていても凄みのある演奏はできないよ。
もうひとつ。
全力で演奏していると、パートごと、個人の間で化学変化が起きるのです。
合わせよう合わせようとしていると、演奏が予定調和的になってしまいます。
化学変化が起きると、全く新しい何かが生まれるのです。
もうひとつ、ジャズを知ることも大切な練習であると知りました。
毎日、一曲ずつ、リアルブックから曲を選んで、ジャズジャイアント達の演奏を鑑賞し、それから自分たちでも演奏するようにしています。
コード進行も、すこしずつ、理解できるようにしたいと思っています。
これから春になり、数倍迫力の増したJazz Hornetsの演奏をどうぞお聞きください。
近況報告をいたします。
昨年10月の太夫浜コンサート後、11月8日には新バンドがオープンスクールで演奏しました。
11月15日には、「主の港」教会で演奏しました。
12月6日には、大雪の中、集まれるメンバーだけで、いずみ幼稚園で演奏しました。この演奏はとても良かったです。サックス3本、ペット2本、ボーン2本でも、すごい演奏はできるのだということを実感できたのです。
12月23日には、恒例の献血キャンペーンで演奏し、献血の街頭呼びかけも行いました。
1月17日には、新潟ジャズストリートに出演しました。ここで、バリトンサックスのクゼくんが、エリントン楽団のハリー・カーニーをレスペクトし、Sophisticated Ladyで循環呼吸を披露、喝采を浴びました。
2月15日は、敬和学園高校43回生の成人を祝福する会で演奏しました。
新バンド、テクニックはありませんが、「楽しそう」「音がすごくでかくて迫力がある」という好意的な反応をいただき、感謝しております。
次は3月20日、早通南小学校の卒業式で演奏します。
4月3,4,5日は、東京から外山明彦さんにお越しいただき、クリニックを行います。OBも、楽器持参で参加自由といたしますので、ぜひお越しください。
常に、自己ベストの演奏ができるように、今年も頑張ります。
応援をよろしくお願いします。