去る9月18日、山梨県で開催された、ステラジャムに参加しました。この学生ジャズフェスティバルは、プロの審査員の先生方が、リアルタイムでコメントを録音し、YouTubeにアップするというユニークな形態で知られているものです。昨年は、エンターテイメント賞をいただきましたが、今年は準グランプリにあたる、High Technique賞をいただきました。また、テナーサックスのショウコが、優秀ソリスト賞を。そして恥ずかしながらわたくしが、指揮者賞をいただきました。
演奏したのは、Channel 1 SuiteとWind Machine。魂を入れた演奏ができたと思います。それまで苦労して来た分、思いを込めることができました。聴いて下さった保護者の方からも、「何かが伝わる演奏でしたよ」と言っていただきました。演奏を終えた瞬間に、ほとんどの生徒が涙を浮かべていました。ステージには17人で上がりましたが、ステージに上がれなかった生徒たちも客席で涙を浮かべていました。それほど思いの深い演奏でした。わたしも演奏を終えて、本当に(手前味噌ですが)感動しました。「うまいバンドはたくさんあるが、良いバンドは少ない」とはデューク・エリントンの言葉ですが、うまい演奏というより、良い演奏ができたと思います。その夜、深夜まで、子供たちは今までのこと、部活への思いを語り合っていました。
今回の遠征は、合宿も兼ねていました。ステージに上がらない生徒たちも、合宿を頑張りました。特に、1年生が大きく成長しました。楽器と荷物の積み降ろし、運搬を、見事なチームワークでやりきりました。普段から、「周りを見て、自分が何をすれば良いのか考えて行動しよう」と呼びかけていましたが、中学を卒業したばかりの1年生にはなかなかそれができません。この合宿で、全員が周りを見て、自分がどう動けば良いか考えて、素晴らしい効率の良さで楽器運搬をすることができました。夜には自主的に1年生ミーティングを開き、お互いの向上を話し合っていました。最終日の昼食後、突然1年生の食卓から「ごちそうさまでした!」という声が響き、全員が立ち上がって食器を片付けたかと思うと、食堂を飛び出して楽器をバスに積み始めるではありませんか。上級生も教師も一切指示を出していないにもかかわらずです。そこには「成長したい!自分も人に感動を与える演奏ができるようになりたい!」という熱い思いが込められているように思いました。
学生の部活動には真摯さが一番大切だと思います。ジャズをするには、もっとリラックスして肩の力を抜かなければいけないのかもしれません。しかし、わたしはJazz Hornetsの子供たちの不器用なまでの真摯な姿勢が、音楽に魂を込めているのだなと、むしろ教えられた思いでした。高額の遠征費を出していただき、素晴らしい経験をさせて下さった保護者の皆様に感謝いたします。応援に来て下さったヤマモトさん、コバヤシさん、スズキさん、ナガイさん、ありがとうございました。それからOBのオオハラモトイくん、ありがとう!
新潟市にあるキリスト教主義学校、敬和学園高等学校のビッグバンド、Jazz Hornetsと敬和学園大学Jazz Questの卒業生、そしてその指導者と講師で作った社会人ビッグバンド、Jump for Joy の活動を紹介するブログです。バンドのコンセプトは、デュークエリントンをリスペクトするアコースティックジャズバンド。キリスト教の精神である喜びと感謝の気持ちをもって、みなさまに幸せをお届けしたいと願っています。 God loves us. All of us. Everything he gives us is good for us. Happy times, sad moments, joy and sorrow, he gives them for our sake… even death. That’s the reason why we "Jump for Joy."
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Jump for Joy 第38回新潟ジャズストリート演奏
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1 件のコメント:
はじめまして 東京の社会人バンドJazzFriends Big Bandの練木と申します遅まきながらYouTubeを最近拝見しました 日本の高校生バンドがこんな素晴らしい演奏をしていたとは!驚きです
昨年9月頃からChannel Oneを練習し始め当時Youtubeでアマプロ国内海外バンドいろんな演奏を隈なく見ていたつもりでしたが敬和学園さんの動画は見逃していました Youtubeの中で御本家を除きベストアンサンブルと思います 細かい所の合わせが絶妙で大変参考になります 敬和学園さんの他のYoutubeもほとんど見させて頂きました この頃のTpセクションはゴキゲン!ですね
実は昨年春横浜のジャズフェスオーディションに参加した際に自分達の前のバンドがあの笹下中学校でWindMachine,SambandelaSwingの演奏を聞き舞台袖でメンバー一同ぶっ飛んだ記憶がありますが、もしこのChannnel Oneの時現場にいたら同様にぶっ飛んでいたと思います
今年のステラジャムの演奏も拝見しました
First Cicleをやられて「感激だった」と書かれてましたが分かる気がします、あの曲の持つ若者の素晴らしさが出ていたように思います
またこのブログも貴重な練習方法などフルバン情報としていろいろ参考になる事も多く勉強させていただいていますまた今後も敬和学園さんの活動を楽しみに、またこのブログも貴重なフルバン情報として拝見させて行きたいと思っています
中高生バンドに比べ社会人バンドの宿命で月2回という練習量の少なさですが若い人に負けないように頑張りたいと思っております
http://www.youtube.com/watch?v=5lZmrZhe16c&list=UU7j64AGXuzyQ2eh6YXgeuEg&index=26&feature=plcp
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