去る4月29日、ラフォルジュルネ新潟周辺イベント門前音楽市にて、今年も3回のステージを務めさせていただきました。3回とも大きな声援を送って下さったお客様、ありがとうございました!応援に駆けつけてくれたOB、31回生のテラダカナさん、38回生のサトウシズカさん、42回生のウチヤマくん、ダイチくん、ウエダくん、ありがとう!保護者の方も大勢来ていただきました。
12時からの最初のステージでは、「となりのトトロ」, I Wish, Count Bubba's Revenge, Jazz Police, Take the A Train, April In Paris, No Exitを演奏しました。「トトロ」と I Wish では、今年入部した新入部員のうち、楽器経験者のタナベ、フジタ、サクマ (alto sax)、オオヤ、ニシカワ (Trumpet) 、オオタキ (Drums) が参加。Jazz Hornetsでの初ステージを踏みました。
3時からは、県政記念館で、かねがねからお伝えしてきましたように、Duke Ellington編曲の「くるみ割り人形組曲」全9曲、約40分の新潟初演を果たしました。何度か事故(小節数の数え間違い)がありましたが、とにかく無事に演奏できたこと、感慨無量ですし、盛大な拍手を送って下さったお客様に感謝いたします。
最後の曲は静かな終わり方でした。その余韻を大切にしていただくような静かな拍手で始まり、やがてそれが大きくなって、最後にはアンコールのかけ声もいただいて、本当に嬉しかったです。
Duke Ellingtonは、1964年の新潟地震の際、日本公演の途中でしたが、次のハワイ公演をキャンセルして東京で震災支援公演を急遽行い、その収益を新潟に寄付したことにより、新潟の名誉市民となっています。新潟市民はEllingtonに今でも感謝し、新潟ジャズストリートは、Duke Ellingtonメモリアルのタイトルを持ち、演奏者は彼に敬意を表するため、必ず1曲はエリントンの曲を演奏することになっています。
そのEllingtonの大曲を、新潟の地で初演することができて、本当に嬉しく、子供たちにもエリントンのボランティアスピリットを受け継いでもらいたいと願っています。
演奏はまだまだこなれていない部分が多く、反省が多かったのですが、これからも演奏を続けて、立派な内容にしてゆきたいと思っています。またどこかで機会を与えていただくことがあれば、再び全曲の演奏をさせていただきたいな、と思っています。
5時からの第3ステージでは、再び「トトロ」、Count Basieのナンバーから Fun Time, Straight Ahead, Magic Fleaを演奏。こちらもアンコールをいただいて、手拍子の中 I Wishで長い一日を締めくくることができました。写真はその時の様子です。
わたしたちは日頃、様々な場所で演奏させていただくことがありますが、実は路上の演奏が一番楽しいのです。一杯飲みながら楽しまれる方がいたり、買い物の足を止めて聞き入って下さったり、通りすがりの方が次々と立ち止まって耳を傾けて下さる、そういう気安さと、お客様との距離の近さが最高なのです。この日は、新入生はほとんどが荷物運び。プレーヤーも重たい楽器を担いで会場から会場へ2キロ以上歩きました。次の日はほとんどの生徒が布団から起き上がれないほど疲れた一日でしたが、皆異口同音に「楽しかった!!」と満面の笑みを浮かべていました。中には「もう今日死んでもいいと思えるほど楽しかった」と言った生徒もありました。「拍手をいただけることを感謝しなさいよ!」と顧問のニシザワ先生から言われ、生徒たちも真剣に頷いていました。
翌日のミーティングでは、声援を送って下さる方々の為にも、もっと真剣に、真摯に音楽に向き合いたいという意見が多く出されました。50人の部員が町を歩くと他の歩行者やお店の方々に邪魔になるということも生徒から指摘されました。普段から楽器は畳2枚分の中にきちっと並べる訓練をしていますが、50名も畳み4枚分ぐらいのスペースに収まる練習が必要かもしれません(笑)。
動画をYouTubeにアップしました。duke ellington nutcracker suiteで検索していただくとご覧になれます。よろしかったらどうぞ!
新潟市にあるキリスト教主義学校、敬和学園高等学校のビッグバンド、Jazz Hornetsと敬和学園大学Jazz Questの卒業生、そしてその指導者と講師で作った社会人ビッグバンド、Jump for Joy の活動を紹介するブログです。バンドのコンセプトは、デュークエリントンをリスペクトするアコースティックジャズバンド。キリスト教の精神である喜びと感謝の気持ちをもって、みなさまに幸せをお届けしたいと願っています。 God loves us. All of us. Everything he gives us is good for us. Happy times, sad moments, joy and sorrow, he gives them for our sake… even death. That’s the reason why we "Jump for Joy."
2012年5月1日火曜日
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